2020年04月

2020年04月01日

医療危機的状況宣言

◆日本医師会が「医療危機的状況宣言」 国の緊急事態宣言に「感染爆発が起きてからでは遅い」と苦言

4/1(水) 18:06配信

日本医師会が1日に会見を開き、横倉義武会長は新型コロナウイルスに関連する国の緊急事態宣言について「感染爆発が起きてからでは遅い」と苦言を呈すると、日本医師会として現在の状況に対して「医療危機的状況宣言」を打ち出した。

横倉会長は「国による緊急事態宣言というのは全国的かつ、急速な蔓延により国民生活および国民経済に重大な、甚大な影響を及ぼし、またはその恐れがある際に宣言をされることになっている」と緊急事態宣言に対する理解を示したうえで「現在、我々が行っている対策というのは2週間後に結果が表れる。感染爆発が起こってからでは遅い。今のうちに対策を講じておくべきだ」と話した。

 さらに横倉会長は「医療現場としては医療危機的状況宣言をしてもいいのではないか」と続けると「2018年にノーベル医学・生理学賞をお取りになられた本庶佑先生から、現状として日本医師会からもっとはっきり述べよという助言をいただいた」などと説明した。

 そのうえで「医療提供体制を維持するためには、医療従事者が全力で取り組む中、国民の皆様にも自身の健康管理また、感染を広げない対策、適切な受診行動をお願いしたい」と国民に協力を呼びかけると、医療危機的状況宣言について「我が国は新型コロナウイルス感染症対策にこれまで経験したことのない多くの資源を注入しながら、それ以外の疫病の治療も継続するという危機的な状況に陥りつつある」などと補足した。(ANNニュース)


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